本番に強くなる方法(テーパリング・メンタル・筋肉痛緩和)

鍛練以外で強くなる要素

練習ではそんな目立っていないのに、レースで強い選手がいますが、それは集中力であったり、メンタルの強さなのかもしれません。


両足が痙攣するまで追い込めることは、練習ではあまりできることではありませんが、粘る選手というのはそこから強さを発揮します。

 

痙攣を伴うと、その後何日にも渡って筋肉痛が続く場合が多いのでリスクは高いのですが、そういう過程があると限界を超えたところで戦っているので、回復した時には調子も一気に上っている可能性を秘めています。


また、レースで強いのはそのレースに向けた調整(テーパリング)がうまくいったと考えてもいいかもしれません。

練習をいつも通り行わないのは不安になるかもしれませんが、疲れが残ったまま目標とするレースを迎えるのは非常にもったいないですね。


なにより練習は目標とするレースの為に行っているわけですから、ある程度のテーパリングは行うべきです。

 

テーパリングの方法

きつい練習をこなしていくと、身体やメンタルも少しずつその負荷に適応していきますが、それには時間が掛かります。


「強くなる」とか「速くなる」とはそういうことなのですが、その練習を目標レースの1~2週間前に突貫工事のように行っても、疲れが残るのみで成果としては残りにくいでしょう。


テーパリングについても、様々な検証が行われてきました。
その結果、目標レースの2週間ほど前から徐々に練習量を減らしていき、1週間前には40%ほどの練習量になるようにすることが良いとされました。
その際に練習強度は維持し、練習量のみを減らしていくことで、心臓や筋力を維持していきます。


マッサージオイルについても、筋肉を緩めるとともに、とにかくリラックスさせるオイルから、(レースが近づくにしたがい)血流を良くしていくようなオイルに変えていくといいでしょう。


もちろん自身の経験に裏付けられた調整方法も多くあると思いますし、適度に調整レースを入れて調子を上げていく必要もあるでしょう。


1シーズンに何度もない目標レースには、万端の準備で迎えたいですね。

 

ホホバオイルゴールデン、スイートマジョラム、パルマローザ、ゼラニウム、サンダルウッド