コロナ禍ということで続々とレースがキャンセルとなり、モチベーションの維持が難しくなっています。
やはり目標とするところを一つ置いておいて、それに向かって一つずつ積み上げていくというのが重要です。
今回はそのモチベーションの重要性について報告していきたいと思います。
2004年、エド・ホイットロック氏は70代でフルマラソンを3時間を切って完走しました。
これはもちろん地道な練習のおかげで、彼は毎日近所を2~3時間走っていました。
彼をはじめとした、優れたマスターズ選手の共通した特徴として「健全な肉体」と「モチベーションの維持」が挙げられます。
ホイットロック氏は、50代の頃にタイムが著しくなかった理由を尋ねられた時「仕事が忙しかった。計画を立てて真剣に取り組んでいればもっと良い結果を残せたはずだ」と答えています。
認めたくないところですが、年齢を重ねることで当然肉体は衰えていきます。
しかし、加齢とともに成績が低下する原因は、単なる生理学的な理由だけではありません。
モチベーションは目標達成において、また肉体的衰えに対しても重要な要素となります。
オタワ大学のブラッドリー・ヤング氏らがマスターズの一流選手を調査したところ、「個人的モチベーション」と「社会的モチベーション」がうまく連動すると、50代を過ぎても高水準のトレーニングを維持できることが分かりました。