スポーツ選手にとっての筋肉痛や疲労の回復に睡眠の質や量が非常に重要であるということは、当たり前のことすぎて軽視されがちです。
しかし、忙しいサラリーマン選手は睡眠時間を削ってでも練習時間に充てます。
9時前に出社しようとすれば、朝5時~7時まで練習したいと考え実行するのは自然で、そのためには4時に起きなければならない。
そうなると、毎日8時間の睡眠を確保することは難しいことでしょう。
ある実験結果において、平均6時間睡眠だった選手が8時間~10時間に変更したところ、同じ練習内容であったにもかかわらず、パフォーマンスの結構な向上が見られました。
様々な研究が示す通り、睡眠時間を削ってのトレーニングは、必ずパフォーマンスを向上させるものではありません。
日頃から最低限の睡眠時間を取っていない人にとっては特に顕著で、睡眠不足の蓄積がストレスの根本的原因となったり認知力の低下につながります。