ストレッチとは「伸ばすこと」です。
筋を伸ばすことにより、血流促進・筋の緊張緩和などの効果が起こり、それにより障害予防・柔軟性向上・ウオーミングアップ(神経系の反射向上)・クールダウン(疲労回復)へと繋げていきます。
ただ、ストレッチと言ってもいくつか種類があります。
ゆっくりと筋を伸ばす「スタティックストレッチ」(静的ストレッチ)は反動をつけず、筋が最も伸ばされた位置で一定時間保持します。
安全に柔軟性を向上させる方法ではありますが、長時間行うことにより最大筋力やパフォーマンスアップの妨げとなることが近年の研究で分かっています。
具体的には一つの箇所を30秒以上伸ばすことで影響が出るといわれています。
そのため、レース前に「スタティックストレッチ」(静的ストレッチ)を行うのは避け、クールダウンのなかで行った方が良いでしょう。